top of page
IMG_4323[1].JPG

私たちが暮らしている小谷村(おたりむら)は、長野県の北西端、新潟県との境に位置し、北アルプス、妙高戸隠連山山麓の豊かな自然に抱かれた小さな谷あいの村です。

メイン候補6.JPG

 冬には2m近く雪が積もり、1年の3分の1は雪のある暮らしが続くため、動物も植物も春が待ち遠しく、春は暖かな日差しと、徐々に芽吹き野山に広がる新緑に心踊り、雪解け水によって大地が潤い良質な山菜を育みます。トチやフジ、ミズキなどの花が野山に咲き乱れる頃に、里では田植えのシーズンを迎えます。

 たくさんお日様を浴びてぐんぐん草木が成長する夏は、人は草刈りや農作業に汗を流します。田んぼから聞こえるカエルの合唱、幻想的なホタルの光、手が届きそうなくらい大きな天の川はこの時期の風物詩。夏はとても短く、五穀豊穣などを願い、神様に祈りを捧げる夏祭りが終わるとすぐに秋がやってきます。

IMGP7303_R.JPG
IMG_0969.jpg

 日に日に冬の気配が忍び寄る秋は、昼夜の寒暖差が大きいため、息を飲むような美しい紅葉が山々を彩ります。丹精込めて育てたお米や野菜、きのこや木の実といった山の恵みなど、たくさんの収穫物が食卓に並び、改めて土地への感謝の気持ちが込み上げてきます。木々の葉が落ちる頃、里では冬越しの準備が進められます。

 降っては溶けてを繰り返す雪が根雪となる頃、里は景色も暮らしも雪に包まれ、長い冬が始まりを告げます。雪積もった裏山へ足を踏み入れば、そこはモノクロに近い景色と、静寂が広がる他の季節とはまるで別世界。雪上にはたくさんの野生動物の足跡を見つけることができ、その存在の身近さに気づかされます。人々は雪が降るたびに黙々と雪かきをこなし、保存しておいた野菜や山菜など山の恵みを大切に消費しながら春を待ちわびます。

おたりのこと④.JPG

そんな自然に寄り添った山村の暮らしは、都会のように便利でもないし、

山の変わりやすい天気のように思い通りにならないことも多いけれど。

だからこそ、日々自然の小さな変化に耳を傾けながら、時に耐え忍んだり、周りの人たちと

助け合ったり、生きる力や人の温かさ、言葉にできない豊かさが溢れていて、

毎日が特別で愛おしい。

おたり自然学校は、とある山村「小谷」を舞台に、訪れた人が元気になり、日常生活に役立つ

学びを得て、「明日を昨日よりも少し豊かに生きる」活力をお届けできるように、

いろんな人の笑顔や、暮らしを想像しながら様々な体験を企画・提供しています。

日帰りでも宿泊でも、田舎暮らし体験からキャンプまで。まずは楽しんでみることから

気軽に地域をのぞいてみませんか?

校長の思い

 当校のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 おたり自然学校は長野県小谷村を拠点に、自然や暮らしといった地域のありのままの魅力を「体験」という形で様々な方に提供し、訪れた方も地域も元気になり、地域の活性化、よりよい社会の実現に貢献することを目的に2017年に設立されました。

 私自身は長野県千曲市(旧更埴市)に生まれ育ちました。幼少期は近所の田畑や小川、山で遊びまわる日々を過ごし、祖父母と山菜やきのこを採って食べたこと、川遊びをしていてトノサマガエルのおたまじゃくしの大きさに驚いたこと、放課後に大人に内緒で友達と秘密基地作りをして遊んだことなど。当時の体験は今でも色鮮やかに記憶に刻まれていて、まさか幼少期に体験してきたことを、自身が人に提供することを仕事にしているとは夢にも思いませんでした。今思えば、これは両親、祖父母、地域がまいてくれたタネだったように思います。合わせて、平成の大合併後、急速な工業発展によって、幼少期に遊んだ田畑や小川は埋め立てられてしまい、原風景の一部が消えてしまったことがとても悲しかったことも覚えています。後に上京してから長野に帰郷を決める際、生まれた地域ではなく、より自然豊かな地を求めたのは、自身がありのままの自然が残る地で暮らしたいという本能的な部分と、自然しかなくて困っているような地で、もとある自然や暮らしを活かした地域おこしに携わりたかったからでした。

 子どもだけでなく、大人も自然や地方の暮らしに触れる機会が少なくなっている今日。利便性と生産性を追求する現代社会は、その日の食べ物から娯楽まで、生活に関わるたくさんのものを自給する力を奪い、与えてもらうために働いて収入を得ることが当たり前になってしまっているように感じています。

 今の社会になんとなく生きにくさや不安を感じている人は少なくないのではないでしょうか。選択肢は無限に開かれているはずなのに、情報量や雑音の多さに、自分の本当の声が聞こえづらくなり、道を決めることに躊躇し、どこにも根ざすことができずにいる。どんな夢を持って、どんな風に生きたいのか、自分で歩む道を決め、その道を胸を張って歩ける大人がいなければ、子どもたちに希望ある未来を創り託すことはできないのではないでしょう。

 だからこそ私たちは、地域の自然や暮らし、人の力を借りながら、子どもたちにこの時代を生き抜く「生きる力を育む一生モノの原体験」を、大人には雑音の少ない環境で、「自身の可能性に出会い、心の声に耳を澄ます旅」を提供し続けます。

 

 お金だけじゃない、便利さだけじゃない、名誉だけじゃない…誰もが『自分なりの心の豊かさ』を持って暮らせる持続可能な社会を目指して。おたり自然学校はとある山村から日本を元気にするために、今日も元気に活動しています。

大日方校長.png

STAFF

 \情熱と行動力は、ピカイチ!おたり自然学校の若きリーダー/

名 前

大日方 冬樹

おびなた   ふゆき

ニックネーム

オビ・オビワン

​担 当

​所持資格

校長

信州登山案内人​​

​第一種銃猟免許・わな猟免許

​など

Q & A

趣味・特技は?

山の食材調達(山菜・きのこ狩り、渓流釣り、狩猟など)

​出 身 地

​長野県千曲市

10791656080_IMG_2464.JPG

​座右の銘は?

かけた時間は裏切らない

小谷村の好きなところは?

四季がはっきりしているところ。山岳エリアから里山、海も近く、遊び尽くせないほどの自然に恵まれているところ。日常的な飲み会で獣やきのこなどの話で盛り上がれるところ。普段着(だいたい作業着に長靴)に気を使わなくていいところなどなど。とにかく大好きです!笑

自分を野生動物に例えると?

イノシシ 大胆さと臆病さを合わせ持つところ 

​メッセージ

小谷村は多様な自然環境と文化に恵まれた、宝ものがたくさん詰まった村です。豊かな社会を作るためには、豊かな土壌(地域)が必要不可欠。長野県の端から、日本を元気にするために日々奮闘します!地域の力をお借りして、子どもから大人まで、心のニーズに合わせた体験活動をご提案します。

 \おたり自然学校イチ寡黙な男は、話すと意外とオモシロイ!/

S__19955730_edited.jpg

名 前

永岡 勇気

​ながおか いさき

​担 当

施設管理から、山菜・きのこ狩りガイド、経理までこなすスーパー用務員

ニックネーム

​出 身 地

イーサン

​長野県小谷村

Q & A

趣味・特技は?

小谷村の好きなところは?

旅行 食べ歩き

四季がはっきりしているところ。

​座右の銘は?

なるようになる

S__19734539_edited.jpg

自分を野生動物に例えると?

キジバト 忘れっぽいから

​メッセージ

いろが足りないと感じている方は足を運んでみてくださいね。見渡す限りの彩り世界がまってますよ。

新緑の淡い緑、真夏の深い緑、紅葉での黄・赤など、一年を通して季節の彩を楽しんでくださいね。

冬は豪雪地域なので白しか目につかないですけどね。

事業紹介

体験ツアー・イベント企画運営

小谷村の豊かな自然や暮らし文化などの地域資源を活かして、子ども向けの野外教育プログラムや、大人向けのエコツアーなどを企画運営しています。

キャンプ場運営(石坂森林探険村)

小谷村の山中にひっそりと佇む隠れ家的なキャンプ場『石坂深林探険村』の管理運営を行っています。自然学校が運営する強みを活かし、たくさんの自然体験アクティビティも提供しています。

特産品開発・販売

山菜、野草、果実、きのこなど、小谷村の山の恵みを様々な形に加工した特産品の開発と販売を行っています。

IMGP8683.JPG
IMG_8549.JPG
0HGA7kQHT6yUZbHqoIxtSQ.jpg

アクセス

車でお越しの方へ

安曇野インターから約90分

糸魚川インターから約50分

電車でお越しの方へ

大糸線 中土駅下車

徒歩約40分

バスでお越しの方へ

  小谷村村営バス

「中土駅前」下車

​ 徒歩40分

所在地

(夏季5月1日~11月15日)

〒399-9421 長野県北安曇郡小谷村中小谷丙8457

(冬季11月16日~4月31日)

〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村大字中土7388

TEL:090-1040-5085
E-mail:info@otarinatureschool.net

bottom of page