2020年度『おたり暮らしのカタチ』開催します!!
長野県の最北西端に位置する「小谷村(おたりむら)」を舞台に、四季折々の山村の暮らしを体験するエコツアー『おたり暮らしのカタチ』。2020年度は月に1回のペースで12回のシリーズで開催いたします!!参加は12回通しではなく、1回からできます。一般的な観光ツアーでは体験できないような内容ばかりですので、ぜひ内容が気になった方は、お問い合わせお待ちしております😃
●おたり暮らしのカタチの特徴(いいところ)
その① 「地域の日常」を体験できる。
→地域で暮らすおたり自然学校スタッフが、日常の中で「魅力に感じているもの」、「大変だけど生活で欠かせないもの」などを詰め込んだ宿泊型のイベントです。田舎暮らしの実際や、地域住民との交流など、ガイドブックには載っていないような体験がたくさん待っています。
その② 参加者同士・スタッフみんなで交流を深め、予定以上の体験ができる。
→田舎暮らしの実際を知りたい、田舎での様々な体験に興味がある、共通の趣味を持った知り合いを作りたい、などなど。様々な方と出会い、夜はお酒も交えながら、参加者・スタッフみんなでいろんなお話をしましょう♪スケジュール上の体験内容以上に濃い時間をお過ごしいただけますよ。
●小谷村と、ツアー趣旨について
新潟県との境に位置し、北アルプス、妙高戸隠連山山麓の大自然に抱かれた信州小谷村(おたりむら)は、日本の原風景が残る、まるで隠れ里のような小さな谷あいの村です。
冬には2m近くの雪が積もり、春にはその雪解け水が山や田畑を潤し緑が鮮やかに芽吹き、良質な山菜を育みます。夏でも雪解け水でつめたく冷えた清流には、岩魚などの渓流魚が泳ぎまわり、秋には息をのむ美しい紅葉や、山の果実やきのこなど山の恵みに出会うことができます。
四季を通して、作物を育て、山の恵みをいただきながら生きる。「買う」だけではない、様々な選択肢がある、丁寧でたくましい手作りの暮らしがここには残っています。昔話ではなく、地域の今と自分の可能性に出会う旅にでかけてみませんか。
4月 山菜採りと田んぼ・畑の作りはじめ
●2020年4月18日(土)-19日(日) 12:30〜翌13:30
長い冬が終わりを告げ、人間だけでなく、木々や野生動物たちも待ち望んだ春は、草木が芽吹き命が躍動する季節です。
1日目は、年間を通して活動の拠点となる古民家のある、中谷地区を自転車に乗って巡り、地域の日常や様々なスポットを覗きに行きます。また、春の山の恵み「山菜」を採って山菜料理を作り、夜は囲炉裏とおいしい料理を囲んで参加者、スタッフみんなで交流を深めましょう。
2日目は、5月の田植えに備え、籾から稲の苗を育てるための「苗代」を作りと、野菜の苗を育てるハウス作りと種まきも行います。
●主な内容
1日目>山村探検サイクリング/山菜採り散歩/温泉入浴/山菜料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/苗代作りと水稲の育苗/夏野菜の種まきとじゃがいもの植えつけ/昼食作り・昼食
5月 春のごちそう山菜狩りと田植え
●2020年5月23日(土)-24日(日) 12:30〜翌13:30
アカシヤ、フジ、トチ、ミズキやウツギなどの花が咲き乱れる頃、里は田植えシーズンを迎えます。
1日目は、4月に比べ種類も豊富に増えた「山菜」を求め山へ分け入り、本格的な「山菜狩り」を体験します。採れた山菜はもちろん様々な料理にして夕食においしくいただきます。
2日目は手植えで「田植え」に挑戦。苗を植えた田んぼには後日「合鴨」を放ち、「合鴨農法」でお米を育てます。合鴨を外敵から守るため
の柵も協力して設置します。また、種から育てた野菜の植え付けも行います。
●主な内容
1日目>山菜狩り/ 温泉入浴/山菜料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/田植えと夏野菜とさつまいもの植え付け/昼食作り・昼食
6月 夏の果実・野草摘みと新緑のブナ林散歩
●2020年6月20日(土)-21日(日) 12:30〜翌13:30
夏に向けて徐々に気温が上がり、草木がぐんぐん成長するこの頃。野山は夏の果実や、野草の花で賑わいます。
1日目はヤマグワやナツグミなど、夏の果実やドクダミ、オオバコなどの野草を収穫します。果実は煮詰めてジャムや果実酒に。野草は料理して夕食でおいしくいただいたり、お茶にしたり、これからの季節に重宝するオーガニック虫除けスプレーの材料に使います。
2日目は、できたて果実ジャムとパンを持って、ブナの新緑が美しい観光名所「鎌池」のほとりで朝食をとり、マイナスイオンたっぷりのブナ林を散策します。
●主な内容
1日目>夏の果実・野草摘みと果実ジャム・果実酒作り/ 温泉入浴/野草料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/鎌池で朝食/ブナの新緑ウォーキング/野草茶と野草虫除けスプレー作り/昼食作り・昼食
7月 渓流魚釣りと古道塩の道ハイキング
●2020年7月11日(土)-12日(日) 12:30〜翌13:30
強い夏の日差しが照りつけるこの頃。人は太陽を避けるように朝夕の農作業に精を出し、水温の上がった沢では、渓流魚たちが活力を得て元気に泳ぎ回ります。
1日目は、イワナやヤマメなどの渓流魚が生息する池や沢で釣りに挑戦します。また、雪解け水が注ぎ込む涼しい水辺を歩きながら、夏でもおいしく食べられる山菜を収穫します。釣った魚は囲炉裏で焼くなど、夕食においしくいただきます。
2日目は、かつて海と内陸を結ぶ交易の道であり、生活道路でもあった古道「塩の道」を歩きます。村の歴史を知るうえで欠かせないこの道を歩くことで、かつての暮らしが浮かび上がり、里山の多様な自然環境に浸ることができます。
●主な内容
1日目>渓流魚釣りと夏の山菜採り/ 温泉入浴/渓流魚料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/古道塩の道ハイキング/昼食(塩の道の道中で)
8月 山村の夏祭りと夏きのこ狩り
●2020年8月29日(土)-30日(日)
雪国の身近い夏が終わりに近づいたこの頃。小谷村では五穀豊穣を願い、地区ごとに遅い夏祭りシーズンを迎えます。
1日目は、「夏きのこ」と呼ばれる晩夏に生えるきのこを求め山へ分け入り、夏の間生活を支えてくれた「夏野菜」と合わせてバーベキューでおいしくいただきます。夕食後は「宵祭り」と呼ばれる前夜祭に参加し、地域住民との交流を楽しみます。
2日目は、雪の中で野菜を育てる雪国ならではな農法「雪中野菜」の苗(キャベツやにんじん)を植え付け、午後は長野県無形民俗文化財に指定される「奴踊り」をはじめ、見どころ満載の地区の一大イベント「中谷大宮諏訪神社例大祭」に参加します。
●主な内容
1日目>夏きのこ狩り/温泉入浴/夏きのこと夏野菜のバーベキュー/宵祭り(前夜祭)参加/囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/雪中野菜の植え付け/昼食作り・昼食/中谷大宮諏訪神社例大祭(本祭り)参加
10月① 秋の果実狩りと稲刈り
●2020年10月3日(土)-4日(日)
秋が進み木々の葉が色づき始めるこの頃。多くの草木が子孫を残すために個性豊かな実を実らせます。
1日目は、アケビ、ヤマブドウ、オニグルミ、ヤマグリなど、種類豊富な野山の果実を収穫します。収穫した果実でジャムや、果実酒を作ったり、様々な果実料理も挑戦し夕食においしくいただきます。
2日目は、果実ジャムを使った朝食を楽しみ、頑張って植えて育てたお米を手刈りで収穫します。刈ったお米はさらにおいしくなるようにはざにかけて天日干しをします。
●主な内容
1日目>秋の果実狩りとジャム・果実酒作り/温泉入浴/秋の果実料理と干し柿作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/ 稲刈りとはざかけ/昼食
10月② きのこ狩りと合鴨の解体
●2020年10月24日(土)-25日(日)
秋深まり里の木々が紅葉のピークを迎える頃、足元の落ち葉や枯れた木などからおいしそうなきのこがたくさん顔を出します。
1日目は、秋の山の恵みの王様「天然きのこ」を求め、山へ分け入りきのこ狩りに挑戦します。収穫したきのこはさっそく料理して、きのこづくしな夕食を楽しみます。
2日目は、稲が大きくなるまで田んぼで除草などを頑張ってくれた合鴨たちを自分たちの手で締めて、解体し、感謝の気持ちを込めて昼食においしくいただきます。
●主な内容
1日目>きのこ狩り/温泉入浴/きのこ料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/合鴨の解体/合鴨料理作り/昼食
11月 冬越し準備作業合宿とカモ猟体験
●2020年11月21日(土)-23日(月・祝)
冬の気配が忍び寄るこの頃、里では慌ただしく冬越しの準備が進められます。
1日目は、雪の上を歩くのに欠かせない民具「かんじき」の材料となる「アブラチャン」という木を切り出したり、薪作り用の木を「チェーンソー」で伐採したり、山仕事に精を出します。
2日目は、猟師と一緒池や川に出かけカモ猟を体験し、午後はカモの解体をしたり、アブラチャンの樹皮を剥ぎ、湯で煮てかんじきの形に加工する作業をしたり、野沢菜を収穫してお菜漬け作りなどをします。夕食には獲れたカモを中心にジビエ料理を楽しみます。
3日目は、伐採した木にきのこの駒菌を打ち込んだり、斧で薪作りをします。お昼には信州の郷土食であるそば打ちとおやき作りにも挑戦します。
●主な内容
1日目>かんじきの材料集め/チェーンソーで木の伐採/温泉入浴/夕食作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>狩猟体験(カモ猟)/ かんじき作り①/
お菜漬け/温泉入浴/ジビエ料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
3日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/きのこの駒打ちと薪割り/そば打ちとおやき作り/昼食
12月 雪国の民具作りとお正月準備
●2020年12月12日(土)-13日(日)
降っては溶けてを繰り返す雪が根雪となり始める頃、山々は雪化粧をしてモノクロの世界へと変わっていきます。
1日目は、かんじきの形になるよう煮て曲げて固定しておいたアブラチャンの木を組み合わせて枠組みを作り、紐かけをして、いよいよかんじきを完成させます。夕食には、これまで大切に保存しておいた山菜・きのこ、野菜を使った保存食料理を作り、春夏秋を振り返りながらおいしくいただきます。
2日目は、お正月を迎える準備として、藁細工でお正月飾りを作りとお餅つきにも挑戦します。つきたてのお餅は言うまでもなく絶品です。
●主な内容
1日目>かんじきづくり②(枠組み作りと紐かけ)/温泉入浴/山菜・きのこの保存食料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/藁細工(お正月かざり)/お餅つき/昼食
1月 猟師と雪山歩きと雪中野菜収穫
●2021年1月16日(土)-17日(日)
1年のうち最も寒く降雪量も多いこの頃、人は雪かきに精を出し、景色も暮らしも最も雪国らしい風景が見られます。
1日目は、前回完成させたかんじきを履いて、猟師と一緒に冬の里山へ分け入ります。雪が積もると足跡など、野生動物の痕跡が見つけやすく、身近に様々な動物たちの世界が広がっていることに気づかされます。新しい痕跡を探して追跡する「忍び猟」を体験します。夜は貴重な野生肉をふんだんに使ってジビエ料理を作りおいしくいただきます。
2日目は、夏に植えたキャベツやにんじんなどを雪の中から掘り起こして収穫し、寒さに耐えることで驚くほど甘くなった野菜たちをそのまま食べたり、料理しておいしくいただきます。
●主な内容
1日目>狩猟体験/温泉入浴/ジビエ料理作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/ 雪中野菜収穫/雪中野菜料理食作り/昼食
2月 山村の冬祭りと自家製味噌作り
●2021年2月6日(土)-7日(日)
暦の上では立春を迎えるこの頃。秋に刈ったカヤを高く高く積み上げ、無病息災を祈り燃やす塞の神(どんど焼きなどとも言う)が行われます。この火でお正月飾りや書き初めなどを燃やし、まゆ玉を焼いて食べれば若返り病気をしないと言われています。地域住民が作り上げるこのお祭りに、準備から参加して、地域住民と交流を深め、お祭りを盛り上げましょう。
2日目は、自分たちで育てた大豆を使って自家製味噌作りに挑戦します。
●主な内容
1日目>中谷雪まつり参加/塞の神点火・もちまき/温泉入浴/ 囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/味噌作り/昼食
3月 和メープルシロップ作りと早春の山菜きのこ採り
●2021年3月20日(土)-21日(日)
春の日差しが届き始める早春の時期。木々は再び水を吸い上げ、雪溶けした場所から順々にちゃんめろ(ふきのとう)が顔を出し始めます。
1日目は残雪の里山を歩きを楽しみながら、1年でもこの時期にしか採れないメープルサップ(カエデの樹液)を採取します。その場で樹液の原液を飲んでみたり、樹液を使った料理作りにも挑戦してみましょう。夜のうちに樹液を煮詰めてメープルシロップを作り、朝食で作りたての味を堪能します。
2日目は、ちゃんめろをはじめ早春の山菜やきのこを採り、料理してお昼においしくいただきます。冬への名残惜しさと、また新しい春が来る喜びの両方を味わえる最終回です。
●主な内容
1日目>メープルサップ採取ハイキング/温泉入浴/ メープル料理とメープルシロップ作り/夕食と囲炉裏でまったり交流会
2日目>朝食づくりと野良仕事/朝食/早春の山菜・きのこ採り/山菜・きのこ料理作り/昼食
【参加費】・4月12,000円 ・11月 25,000円 ・その他の月 15,000円
参加費に含まれるもの>>体験料、宿泊、食費(夕×1、朝×1、昼×1)、保険料
※11月は食費(夕×2、朝×2、昼×2)になります。 【集合・宿泊】おたり自然学校 中谷校 〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村大字中土7596 【対象年齢】18歳以上 【定 員】各回15名(最少催行:5名) <お申し込み・お問い合わせ> 電話:070-4284-4364 メール:info@otarinatureschool.net
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